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女装、女装男子、女装子、男の娘は、違うらしぃ
「女装」「女装男子」「女装子」「男の娘」…このような言葉を雑誌やインターネットで見聞きする機会が増えましたが、これらの違い…分かりますか?
言葉だけを聞いて思い当たる共通点といえば「女性の格好をした男性」ではないでしょうか。
少なくとも私は、この分野に興味を持つまではそう思っていて「単に人によって使う言葉が違うだけで、意味に大差はなく大体同じような感じなんだろうな…」というイメージが強かったです。
でも調べてみたらそれぞれ意味が違うため、”全ての言葉を一括りにしないでちょうだい!”というのが本人たちの本音でもあるようで…。
一括りにしないで!意味を知って理解を深める女装の世界
似たような言葉でも中身はそれなりに違うものなのです。
1.女装(じょそう)とは
男性が女性用あるいは女装用の服やアクセサリーなどを身にまとって、外見が女性の姿になること。
2.女装男子(じょそうだんし)とは
女装をした青年あるいは少年のこと。
普通に男性の格好をしているときは女性に見えない人がこれに該当するため、普段から女性のように見えるかどうかは関係ない。
3.女装子(じょそこ)とは
自分のことを男性と認識していながら、趣味の範囲内で好んで女装をする男性のこと。また日常的に女装して女性として生活を送る人や広義では女装が趣味という男性も含まれる。
4.男の娘(おとこのこ)とは
気持ち(心あるいは中身)、普通の状態での容姿、性別は男性。
但し体型、顔立ちなどが一見すると男性か女性かを見分けるのが難しく、人によっては女性に見えなくもない若い男子のこと。
※場合によっては女装することで女性に見える若い男子のことを指すこともあります
ぶっちゃけ一昔前の話ですが女の私からすると女装趣味の人に対して
「世間からキモがられることを承知で、なぜそうまでして女の姿になりたいのか」
という点が理解できませんでした。
その当時は女装の世界がどんなものか。というものを全く知らなかったので「言葉は違えどやってることは同じ」という感覚で、ただただ「何でわざわざ男が女の格好しなきゃならなんのよ」っていうのが本音だったり。
でもリアルで女装趣味の男性と知り合って直接話をする機会が増えたことで、私の中の認識も変わってきたため、今では女装を楽しむ男性に対し昔ほどの嫌悪感はありません。
むしろ好きなことを堂々とされて楽しんでいる人を見ると応援したくなるほど、今の私は女装趣味に対して肯定的です。
今では年齢問わず趣味やストレス解消、コスプレのイベントなどで女装を楽しむ人が増えました。
こういう時代だからこそ少しでも興味があるなら女装に関する言葉をまとめて一括りにしないで、それぞれの言葉の違いを知って女装への理解を深めてみるのもいいのではないでしょうか。
【補足】 トランスジェンダー、性同一性障害との違いについて
性同一性障害とは
生まれ持った性別と中身(気持ち)の性別が一致せず、「体は男なのに中身は女だ(逆も然り)」と認識していることで、身体的、社会的に性別を中身の方に適合させようとする人のこと。
トランスジェンダーとは
体と心の性別が一致していないことを自覚していながらも、外科的手術をしてまで一致させようと思わない人のこと。但しこの言葉は使用するシーンによって意味合いが変わってくるため、ここではこれ以上深入りしません。
このようなカテゴリーになると男の娘とゴチャ混ぜにされる方もいらっしゃると思いましたので書かせていただきました。